#23画録

愛知県 旅の記録

樹齢100年超も…!木曽川堤の桜を見る

また桜です。桜大好き。
 

《目次》

 

木曽川堤の桜とは

一宮市北方町江南市草井まで 約9km にわたり
木曽川堤防上に植えられた桜並木があります。

これが木曽川堤(きそがわづつみ)の桜」です。
 

木曽川提の桜は、国の名勝・天然記念物に指定されています。

国レベルで認められているとはすごいですね。
どんな桜が見られるんでしょうか。
行ってみましょう。
 

大野極楽寺公園

一宮駅からバスに揺られて「大野」というバス停で下車。
「大野極楽寺(おおの ごくらくじ)公園」があります。

今日の散策はここからスタート。

桜の園

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公園の東端にソメイヨシノの林があり、
360度 満開の桜が見られる。

ソメイヨシノの群生林って初めて見たかもしれないな~。

雨天も相まって神秘的な雰囲気。

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とても広い

大野城

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公園の敷地内にあります。
小牧・長久手の戦いで 砦となった場所なんですね。

元愛知県知事でもある神田真秋氏の筆が碑に彫られている。

西へ移動

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見事なユキヤナギの道を西に向かって歩いていきます。
桜並木までもうちょっと。
 

木曽川堤の桜を見る

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ワッサァ~と、様々な種類の桜が咲いています。

↑の写真の左側に見える堤防が「木曽川堤」。
「御囲堤(おかこいづつみ)」とも呼ばれる。

堤防の上にのぼってみましょう。

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基本ワサワサしている

桜を撮りたい歩行者、走り抜けたい車、
ちょっと止まりながらも桜を見たい車…

堤防の上が結構カオスなので、
車に注意しつつ写真を撮るのが少し大変かもしれない。

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う~ん でも綺麗♡

一宮市のシンボル「ツインアーチ138」と桜ってよく合いますね。

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年季の入った碑が建っている

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この櫻は明治十八年に植栽したもので
樹種は彼岸櫻と枝垂櫻が主で少數の山櫻が交ってゐます
花色の紅白花形の大小種々で変化に富んでゐます
現有の樹數は千余で花時盛観を呈します
比類の櫻をかく多數列植した所は全國に其の例がありません

(中略)

昭和二年八月
内務省

歴史あるスポットなので、
樹齢100年超の桜も見ることができるんですねえ。

あと、昭和2年の時点では
ヒガンザクラとシダレザクラがメインだったようです。

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多種多様な桜が見られる

大ベテランの桜スポットだからこそ
さまざまな種類の桜が楽しめます。

他の桜スポットと少し趣の異なる、
独自の個性を感じました。

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おつかれさまでした!
 
木曽川堤の桜」詳細はこちら:

本日のマンホール

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一宮市・大野極楽寺公園の敷地内にて。
マンホールまで桜づくしですね。
 

それでは次回の更新をお楽しみに。

老若男女から大人気!岡崎市の桜を見る

昨今、愛知県岡崎市がやけに人気なのはご存じですか。

岡崎を拠点に活動されている某YouTuberの方々、
その影響力によって岡崎を訪れる方が増えているそうです。

私も「岡崎、こんなに人気が出ちゃってたのか…」と驚きました。

という訳でお散歩記録をどうぞ~。
 

《目次》

 

早咲きの"葵桜"を見よう

葵桜とは?

岡崎城付近から乙川沿いに上流へ3kmほど行ったところに、
見事な河津桜の並木があります。

その河津桜たちの愛称が「葵桜(あおいざくら)」です。

開花は例年2月下旬ごろ。

今年は3月中旬に見頃を迎えました。

どんな桜が見られるんでしょうか?
さっそく行ってみましょう。

名鉄 東岡崎駅に上陸

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立派になってますね~。

ペデストリアンデッキの開通は2019年11月です。
久々に訪れた方からすれば驚きの変わりようではないでしょうか。

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!!!!

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かっこいい~!

こちら徳川家康公の像も 2019年11月に公開されたもの。

個人や企業からの寄附金が1億円以上も集まり、
制作費 約1億2200万円のほとんどが賄えてしまったそう。

地元の方々、家康公への愛がすごい。

大河ドラマも楽しみですね。

東岡から歩く

葵桜付近に駐車場はありませんので、東岡崎駅から南東方向へ
乙川沿いに上流を目指すといい感じです。

いいウォーキングになります。

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こういった看板とも出会えます。

源義経浄瑠璃姫が出会い惹かれあうものの、
揺れ動く時代の中で、悲恋の結末となる「浄瑠璃姫物語」。

この物語は、独特な節回しで語られながら広まり、
芸能の「浄瑠璃」のもととなりました。

伝統芸能浄瑠璃」の名は、
岡崎も舞台となる「浄瑠璃姫物語」が由来です。

この浄瑠璃姫さんが、矢作の宿(岡崎)の人だったそう。

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まさか「浄瑠璃」の名前が岡崎由来だなんて驚きですね。

葵桜を見よう

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着きました!
 

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この時ちょうど満開でした。
ソメイヨシノと比べると濃ゆい桜色ですね。
 

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川と桜って本当に合いますね。

たくさんの方がお花見に訪れていました。
引き続き密を避けつつ、行楽も楽しめる年になるといいですね。

葵桜の詳細はこちら:葵桜|岡崎市観光協会公式サイト
 

桜に囲まれるお城を見よう

3月に見に行った葵桜も非常によかった。

しかしながら4月に入り、
お城と桜の共演も見たくなり行ってきました。

岡崎公園にて

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良すぎる。

桜の時期の岡崎、めちゃくちゃ人気ある事は存じていましたが
城と桜の風景がいかに良いかを再認識できました。

早朝に行ったので、人がまばらで桜を思う存分楽しめました。
ただし寒かった。

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こちらは傘の裏に照明が仕込まれている演出です。
夜桜を見に訪れてもさぞかし素敵でしょうね。

桜と岡崎の街並み

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早咲きの葵桜も、
城と一緒に楽しめる桜も最高でした。

以前から岡崎は素敵でしたが、年々魅力が上がっているように思います。
岡崎はどんだけファンを増やせば気が済むんでしょうね。好きです。
 

本日のマンホール

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かわいい~!

東海オンエア てつやさんが描かれておる。
色んな方が楽しそうにマンホールを撮っていました。

この日はゆめまるさんのマンホールも撮れました。
他の皆さんのも今後撮れるといいな~。
 

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こちらは岡崎で個人的に一番好きな柄のマンホールです。

岡崎公園のおみやげ店には、
様々なマンホール柄のマグネット・ピンバッジが売っています。

この柄が好きすぎてマグネット買ってしまいました。
自宅でごみ収集カレンダーをとめるのに使ってます。

 

お読みいただきありがとうございました。
次回の更新をお楽しみに。
 

旧林家住宅の紅葉を見よう-旧尾西市

お久しぶりです。
ちょっと忙しかったので更新できませんでした。すみません。

みなさん、紅葉は見に行きましたか!?

「今年は見に行けそうにないわ~」という方。
⇒今回の写真を眺めて、ぜひもみじ狩り気分を味わってみてください。

これからという方、もう既にどこかへ行かれた方。
⇒「へ~こういうスポットがあるんだ」と知って貰えたら嬉しいです!

ではどうぞ~。
 

《目次》

 

尾西市について

平成の大合併一宮市になった市、それが尾西市(びさいし)です。
つまり今はもうありません。

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あと、西尾市も同じ県にありますが、そちらとは異なります。
ややこしいですよね。

今回はこの尾西地区にある紅葉スポットに行ってきました。

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旧林家住宅とは

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外観 2015年10月撮影

「旧林家住宅」は国登録有形文化財で、
一宮市尾西歴史民俗資料館の別館です。

林家とは?

享保5年(1720)から明治維新まで、
起宿*1脇本陣
木曽川の渡船を管理する船庄屋を務めていた家のこと。

建物の由来

元々この場所には「起宿脇本陣」が建っていたが、
明治24年(1891)の濃尾地震で倒壊。

 ↓

その後、林家によりこの住宅が建てられる。

大正2年(1913)に主屋が建てられた後、
昭和初年にかけて、江戸時代の屋敷構えを意識した裏座敷を増築。

庭園は、10代目の林幸一が昭和初年から約10年の歳月をかけて作庭。

〔参考:別館 【旧林家住宅】|一宮市

まとめると

この地域のいいとこのお家だった ということですね。
お庭がとても素敵なところなので、さっそく見に行ってみましょう。
 

旧林家住宅の紅葉を見よう

和室から見える紅葉

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雰囲気がものすごくいい。

なお、画面左上辺りに飛び出している子は
心霊写真でも何でもありません。
針金と和紙で出来たねこちゃんです。

どうして設置されているのかは謎。
 

縁側から庭を眺める

先ほどの写真に写っている縁側から庭を眺めるとこんな感じ。

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鮮やかな紅葉でわくわくしちゃいますね。

建物が横の方に続いているので、そちらへ歩いていきましょう。
 

廊下からの風景

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画面左(←)に見えるのが、先ほどまでの写真に写っていた庭。
遠くの方にも紅葉が見えてうきうきする。
 

硝子越しの紅葉

更に奥に進むと広いスペースがあります。
(普段は畳の間ですが、この時期は赤いカーペットが敷いてあります)

ここから見える庭園がまた良い。

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ここに泊まりたい

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高級老舗旅館に来た気分。
なのに、見学無料なんです。最高すぎる。

赤いカーペットがまた良いですよね。映えますね。

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窓際に立って外を眺めるとこんな感じ。
 

旧林氏庭園

お次は建物から出てお庭を散策してみましょう。

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画面右下に見える橋、渡りたくなりませんか?
渡れます!

お庭に生えている苔は踏んじゃダメなので、
慎重に飛び石の上を進んでいきましょう。

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奥に竹林もある

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こちらの旧林家住宅、秋だけでなく他の季節も素晴らしいので
ちょくちょくレポートできたらいいなと思っております。

本当におすすめです。

本日のマンホール

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尾西市のマンホールです。

平成17年に合併して一宮市になってから少し経ちますが、
尾西市だった頃の名残が至る所で見つけられます。

もし尾西に遊びに行かれた際には、
そこにもぜひ着目してみてくださいね!

 

今後はもうちょっと更新できるようにがんばります。
お読みいただきありがとうございました。
 

*1:この辺りにあった美濃路の宿場町のこと

【大人の自由研究②】名駅で郊外を知ろう!万燈祭モチーフの部屋に泊まる

<<前回

 

お待たせいたしました。
名駅の素敵な宿泊施設、「セブンストーリーズ」の宿泊体験記です。

今回の宿泊プランは【自由研究のレポート提出が必須】という特殊なものですので、
前編を未読の方はぜひそちらもご覧ください。
 

《目次》

 

セブンストーリーズに泊まる

名駅 地下鉄1番出口から北へ3分

1番出口はサイゼがある辺りのあの出口です。
そこから出てちょろっと行ったところにすぐある、利便性のよさ。

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このブログを他県の方がご覧になる機会は少ないかもしれませんが、
念のため「名駅」についてさっくり説明します。

名駅
名古屋駅の略称。「めいえき」と読む。
名駅」を会話の中でさらっと使うと簡単に愛知県人に擬態できます。

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左奥が入口です。(右のガラスの扉は物置か何か。)
木が枯れちゃってますね。名古屋の夏は暑いもんね。

チェックイン

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エントランス右側にタブレット端末が置いてあるので、
これを操作してチェックインします。

ビデオ通話でスタッフさんが本人確認を行う流れのため、
人との接触はありません。周りは無人です。

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こんな感じで暗証番号を教えてくれます。独特。
こういうやり方も昨今増えてるのかもしれないですね。
「建物自体」「部屋」の2段階で認証があります。

咄嗟に写真を撮りましたが多分写真を撮って正解だと思います。
初めてだと結構焦りました。

第一関門

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ビデオ通話を終了し、後ろを振り返ると
建物に入るための暗証番号の入力パネルがあります。

「呼出」ボタンがあるので、
「呼出」を先に押してから数字4桁を入れましょう。

私は教えて貰った数字に気を取られすぎて、暗証番号の前に
「呼出」って書いてあるのが視界に入っていませんでした。
謎のエラーでしばらく建物に入れず泣きそうになった。
 

↓ こんな感じで書いて貰えると初見の利用者さんも分かりやすいかもしれません。

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こんなところで躓くのあなただけよ、と思われるかもしれませんが、
今回の私のように無駄に絶望感を味わう方が今後出ないよう
恥を忍んでリポートしておきます。
 

《余談》

「呼出」ボタンを押してから暗証番号を入力して建物内に入る、
というタイプのマンションはたまにあるみたいですね。

ここはマンションの建物を宿泊施設として使用している感じなので、
マンションに馴染みのある方は楽勝かと思います。

第二関門

エレベーターで宿泊する階に上がりましょう。

部屋のドアに操作パネルっぽいものが付いていますが、
数字のキーが見当たりません。

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でも焦らないで下さい。

一つだけ表示されている謎のマークを押すとキーが浮かび上がる仕組みです。
(もしかしたらパネルのどこでもいいから触れればOKなのかも…)

教えて貰った「お部屋の暗証番号」英数字5桁を入力すると部屋に入れます。

お部屋に到着

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土足禁止なので注意。
 

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かっこいい!
どこから撮っても絵になりますね。

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寝床。

天井の映り込み具合が好きでこちらの部屋を選んだので、
写真に収められて嬉しい。

5F
都市の中で眠り、起きる | sleep and wake up in the city

デザイン | 1-1 Architects(イチノイチアーキテクツ)
地域 | 刈谷市
素材 | 万燈 - 竹・和紙

旅先を部屋に持ち込むことを許してくれる、縁側のような寛容な設え。
万燈障子紙が映すやさしい光と影に誘われ、部屋の奥でゆっくりと疲れを癒す。
空間に漂う着飾らない雰囲気が、等身大の私たちと向き合う特別な旅の時間を与える。

〔オリジナルポストカードより〕 

装飾の解説

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こちらの解説パネルがテレビ前に置いてあります。

障子の模様は、歴史博物館にあった「万燈」の色合いや形が
抽象化されたもののようです。おしゃれすぎる。

実物と同様に 竹、美濃和紙、食紅を使用しているそう。
障子の向こうにもライトがあれば、更に「万燈」っぽさが出そうです。

A:「浮世八景ノ内木下川の夜の雨
B:「日本武尊と鳳凰
C:「渡辺綱 大江山にて虎熊童子を討つ

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Bのモチーフの万燈「日本武尊鳳凰」。
博物館で、こちらの万燈は天井から吊り下がって展示されているので、
画面の上側が天井です。(博物館の2階からこの角度で撮れます。)

障子の柄も、この見上げた構図が表現されていて面白いです。

部屋の設備とアメニティ

テレビ横の袋の中身は何じゃろな。

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すごい。しばらくここで暮らせるぞ…という充実のラインナップ。

おててを洗うための石鹸は、部屋干しトップの影に入っていました。
スリッパは入口付近にもあるので予備です。 

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お風呂。
自動運転機能が付いていて豪華。ノーリツ製。
浴槽のお湯の温度は浴室内の操作パネルで調節できます。

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洗濯も出来ちゃう。
お風呂のクオリティと言い、長期滞在に向いていそうです。

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キッチン。
ちょっと作業してから撮ったのでお皿やケトルが移動してますが
戸棚の中は概ねこんな感じ。

↓ 部屋の設備やアメニティなどの詳細は下記のページにまとまっています。
よくあるご質問 | FAQ - セブンストーリーズ

夕食

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「スーパーで買ってきたお惣菜を戸棚にあったお皿に盛り付けると
ちょっといい感じに見えるマジック」を利用した夕食。

セブンストーリーズの周辺に飲食店は数多くありますが、
このご時世なのでお部屋でのんびり食事をしました。

冷蔵庫もコンロも鍋もフライパンもあるので、
その気になれば料理も出来る環境です。(今回はサボりました)

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おしゃれな部屋で飲むビールは格別ですねえ。

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ベランダから見える景色もなかなか。
名駅すぐ近くですが、とても静かなエリアです。

ポストカード

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エントランスに、7種類の部屋のポストカードが置いてあって素敵です。
それぞれ個性が出てる!

しかし、貰う時に「今回泊まる部屋のポストカード、どれだろう?」
とすぐには判断できませんでした。

「万燈モチーフ」の部屋の装飾が一切写っていないので、
よくよく確認しないと5Fの部屋だと分からないデザインです。

障子紙の色合いや模様が魅力的な部屋なので、
ポストカードでもそれが楽しめると更にいいですし、
人に紹介もしやすいのになと感じました。

チェックアウト

楽しいお泊り体験もあっという間に終わりです。

チェックアウト時の手続きは不要のため、
忘れ物がないかよく確認してから10時までに退出すればOK。

お世話になりました!

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セブンストーリーズに泊まった感想

①外国人観光客を意識した運営なのかなと感じました。

チェックイン時、スタッフさんとビデオ通話をしますが
外国出身と思われるスタッフさんが多めでした。

また、事前の宿泊者情報の提出では
日本国籍の方はこうで、海外の方はこうしてくださいね~」という指示が
ところどころにあったのでそう感じました。

NAGOYAという都市のど真ん中にある宿泊施設で、
「KARIYAっていう郊外のまちにこういう祭りがあるのか…」と
外国の方が思ったりするのかな?と想像したら何だか面白かったです。

「名古屋」はまだしも、郊外の小牧や清須や刈谷のことまで知っている
外国の方は少ないと思いますし、
郊外のまちにも魅力やいいところがたくさんあるので
こちらの宿泊施設は非常に面白い取り組みをされていると思います。
 

②モチーフとなっている市のパンフレットをどこかに置くとよいのでは?
(景観上の理由とか管理が大変とか色んな理由でしていないのかもしれませんが…)

部屋に泊まった方が「刈谷ってどんなところだろう?」と興味を持ってくれたとしても、
そのまま忘れ去られてしまうと勿体ないと思います。

部屋にパンフレットが置いてあれば、
モチーフの市を更に知って貰えるきっかけづくりになると思います。
 

③外国の方のみならず、日本国内の方、更に言えば
愛知県在住の方が泊まっても、とても楽しめる施設だと思います。

愛知県は工業が盛んで、観光のPRはあまり上手ではない印象です。

「地元民がいいところを知っていればいい」という考え方もあると思いますが、
「地元?何も観光するとこない!」と自ら言ってしまっている愛知の人を見かけた事があります。

愛知県って意外とおもしろスポットや魅力的な祭りがたくさんあります。
地元民がそれを知らずにいて、他県の方へ
「愛知県には何もありません!」と言い切ってしまうのはとても悲しいことです。

愛知県には結構いろんなものがあります!
ここに泊まるとそれが分かって楽しいと思います。

ただ、地元民が泊まるとしたらちょっとお高めで手が出しにくいかとは思います。

「地元民割引」みたいなものがあれば
地元愛知のいいところを再発見しに行こう、という方も出てくるかもしれません。

愛知県の人々は、地元の魅力に対して自信喪失気味な気がします。
「地元っていいな」と思わせてくれるセブンストーリーズさん、おすすめです。
 

今回は刈谷市の万燈の部屋を選びましたが、
他の部屋にも泊まってみたいので
お金を貯めてまたお世話になりたいと思いました。
 

本日のマンホール

研究の対象になっていた刈谷市のマンホールです!

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市の花「カキツバタ」メイン。
花の描写がリアルで好きです。かわいい。

刈谷市の「小堤西池のカキツバタ群落」は日本三大カキツバタ自生地の一つ。
カキツバタは愛知県の花でもあります。

 

自由研究、(当たり前ですが)学生時代ぶりなので
勝手が分からず苦戦しましたが楽しかったです!

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。

【大人の自由研究①】刈谷市最後の個性?万燈祭モチーフの部屋に泊まる

7組の建築家がつむぐ、7色の物語。

名古屋駅から徒歩5分、新しく誕生した宿泊施設
「セブンストーリーズ(SEVEN STORIES)」。

8階建て各階1部屋のセブンストーリーズは、
7組の建築家がひと部屋ずつデザインを手掛けています。

ものづくりのまち、愛知の素材にインスピレーションを受けたデザインは、
旅へといざなうまなざしを、肌触りを、匂いを、味覚を、耳を刺激します。

〔オリジナルポストカードより〕

今回泊まってきました。
 

《目次》

 

セブンストーリーズとは

名駅徒歩5分の場所に、オシャレかつ
愛知県の市の個性をモチーフにした宿泊施設が出来たらしいんですよ。

HPをご覧頂くのが手っ取り早いと思うのでこちら↓をどうぞ。

楽しそうじゃないですか!?

元々クリエイティブで美意識の高そうな常滑のみならず、
小牧とか清須とか刈谷の部屋があるんですよ!

ちょっとマイナーな市にもスポットが当たっていて興味を持ちました。

自由研究をしよう!

セブンストーリーズさんの、
夏休み特別企画【夏休みの自由研究で宿泊無料】を発見。
〔詳細:セブンストーリーズ 夏休み特別企画を行います!

こちらの企画は、
「希望のお部屋に泊まって、モチーフになっている
地域・工芸・文化についてレポートを書くことで、宿泊代が無料になる」
というもの。

応募したところ見事宿泊できることになりました!
貴重な機会をありがとうございます。

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泊まらせて頂くことになったお部屋はこちら。

5F
都市の中で眠り、起きる | sleep and wake up in the city
〔モチーフ:刈谷市/万燈 – 竹・和紙〕

今回のブログはその自由研究と宿泊体験のまとめです。
 

刈谷市と万燈祭の研究

宿泊の前に、刈谷の誇る天下の奇祭「万燈祭」について調べましょう。

研究の動機

  1. 刈谷市に通勤していたことがあり、万燈祭を見に行ったことがあるため。
  2. 見た事はあっても万燈祭について知らない事が多いと感じたため。
  3. 強烈な個性を感じたことがない刈谷市の、魅力を再発見したいため。

詳しくは追って述べていきます。

刈谷市(かりやし)の概要

愛知県西三河地方の市です。人口約15万。
デンソー、アイシン、豊田自動織機を始め
トヨタグループの本社の数々が立地する企業城下町です。

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《地名の読み方について》※他県の方向け

何故かは分かりませんが
「"刈谷"のアクセントは間違えられるとすごく気になる!」
という愛知県の皆さん(刈谷市民じゃなくても)が本当に多いです。

地名の"かりや" はのっぺり読むのがポイントです。

"か" を高く言うと、
「他県から来られた方ですね!ようこそ」とすぐバレます。

しつこく "りや" と言うと
「やめてゾワゾワする」とまで言われる可能性もあります。

覚えていたらぜひ気を付けてあげてください。
 

博物館を訪ねる

お祭りのことを知るためにやってきました「刈谷市歴史博物館」。
刈谷城址の"亀城公園"の近くにあります。

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こちらの博物館は観覧料も駐車場も無料。
2019年にオープンした新しくて綺麗な博物館です。

刈谷って市バスも無料だし駅の駐輪場も無料だしすごい。

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「お祭りひろば」という展示室で、刈谷の祭りについて知ることが出来ます。
上映している映像以外は基本撮影OK。ありがたい。

万燈(まんど)について

そもそも万燈って何でしょうね?

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簡単にまとめると、万燈(まんど)とは
竹と和紙で作った張子人形を色鮮やかに彩色したもの。

若衆が一人で担ぎ、舞を奉納する。

つまり、この「万燈」が出る祭りだから
「万燈祭(まんどまつり)」という名前なんですね。

ポイントとしては、毎年各町が新作の万燈を製作するため
祭りに出てくる万燈たちは毎年異なるということです。
これ、よく考えたらかなりすごいですね。

博物館には4つの万燈が代表で展示されています。
下記にて紹介します。

万燈の紹介①「五条大橋

京で千本の太刀を奪おうとする弁慶と、牛若丸(のちの源義経)が出会う場面。
弁慶は牛若丸に敗れ、以降忠臣として仕える。

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万燈の紹介②「日本武尊鳳凰

日本武尊(やまとたけるのみこと)は日本古代史上の英雄。
伊勢神宮天叢雲剣(草薙剣)を受け、野火の難を払う。
鳳凰は伝説の霊鳥。古来より、めでたいしるしとされる。

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万燈の紹介③「渡辺綱 大江山にて虎熊童子を討つ」

渡辺綱源頼光に仕えた平安時代の武将。
京の大江山を本拠とした酒呑童子とその配下・虎熊童子らを退治した。

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万燈の紹介④「浮世八景ノ内木下川の夜の雨」

三代目歌川豊国の浮世絵を下敷きとしている。
もとは四世鶴屋南北阿国御前化粧鏡』の鯉づかみの場面か。*1

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こちら、担いでみたい方は担ぐことが出来ます。
看板の解説に従って、決まった持ち方で担いでみてください。

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ただし、実際やってみて分かったんですがめちゃくちゃ重いです。

重いんだろうな~とはぼんやり思ってましたが、
私は1ミリも浮かせられませんでした。

己の非力さを実感させてくれる万燈かつぎ体験、おすすめです。
※チャレンジの際は、体を傷めないよう気を付けてくださいね。

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後ろから見た図。でかい。
お祭り当日は、この重量のある万燈を若衆一人で担ぎます。

万燈を改めて眺めてみた感想

万燈の紹介文に「役者絵などから題材を決め、
全体のバランスや重心を考えながら製作します。」とあります。

この部分、正直言うと最初読んだ時は
「ふーんそうなんだ」ぐらいの感想でした。

しかし、改めて展示されている万燈を見ると、
どの角度から眺めても立体的でかっこよさがあり、
こんなに大きな立体物を生み出せる
発想力、知識、技術に感心してしまいました。

五条大橋」を例に言うと、

  • 弁慶の薙刀と左足がこちらへ飛び出してくるような臨場感
  • 牛若丸の左足が薙刀の柄を越えて手前に来ていることによる立体感

この辺りが本当に素晴らしいです。

しかも万燈は若衆が一人で担ぐものなので、
かっこいいだけでなく、重心がちゃんとしていて
担ぐ時に困らないよう考えられているんですね。

夏の夜の暗さの中で、万燈の灯りは綺麗に映えますが、
見映えの裏に並々ならぬ技術力が詰まっているのを感じました。
 

《要望》

万燈の製作工程を、市HP等でもっと詳しく紹介して欲しいです。
(概略は展示場内のスライドショーで見られますが、更に詳しく知りたいです)

万燈の完成形や舞っている姿は様々なところで紹介されていますが、
祭り参加者以外の人間が製作段階について知ることが難しいように思います。

今回の研究以前、私は万燈祭に対して
「暑いし、観客はあんまりやることがない」という印象を持っていました。

これは、万燈の製作工程をあまり知らないが故の
「思い入れのなさ」が一つの原因かもしれません。

今回、万燈の魅力を知ったことで
「新作の万燈を近くで眺めてみたい」と思うようになり、
祭り自体にも興味が湧いてきました。

この素晴らしい技術力を、市内外にもっとPRすることで、
祭りに興味のある方が更に増えると思いました。
 

万燈祭 発祥の地を訪ねる

万燈祭は、こちらの「秋葉神社」の祭礼です。

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【万燈祭(まんどまつり)】

刈谷における「天下の奇祭」として、万燈祭があります。
高さ約5m、幅約3m、重さ約60kgにもおよぶ、
竹と紙で作った「万燈」を若衆1人で担ぎ、豪壮な姿を披露します。
また、万燈は街中を練り歩くだけでなく、秋葉神社の神前で舞を奉納します。

万燈祭はもともと、松秀寺(しょうしゅうじ/刈谷市銀座)の境内に建立された秋葉堂(現・秋葉神社)の祭礼でした。
刈谷町庄屋留帳」によると、安永7年(1778)の覚書に「前々通幡・烑灯・神樂仕度」とあり、これが万燈の初出と言われています。

秋葉神社で各町が舞い踊る祭礼であることから分かるように、
火難防除(火による災難を避けること)・町内安全を祈願する万燈祭は、
現在も刈谷市の代表的な夏の祭りです。

刈谷市歴史博物館 常設展展示解説シートより〕

↓ 神社境内にある解説も分かりやすかったので載せておきます。

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こぢんまりとした神社です。
神社の規模は関係なく、人々の祭りへの情熱が大切なんですね。

歴史博物館では、神社の境内で舞を奉納している映像も観ることが出来ます。

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神社周辺の道。街灯も万燈風味。

万燈通りを歩く

神社近くに「万燈通り」という道があるので散策してみましょう。

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万燈通り

この通りは、毎年7月最後の土・日曜日に開催される「万燈祭」の本楽で、
全町の「万燈」の舞が披露されることなどから、
愛称の公募により「万燈通り」と命名されました。

〔付近の案内板より〕

発見① 空中がすっきりしている

写真やストリートビューを見ると、何だか空がすっきりとして見えますね。

それは、電柱や電線がないからです!

万燈は高さ約5mにもおよぶので、電線が地中に埋めてあるんですね。
先ほどの神社周辺の道も、見返してみると電線がないのが分かります。

発見② タイルアートがすごい

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万燈通り、歩道のタイルの色合いがおしゃれだし
祭りのタイルアートが芸術的で感動してしまう。
クオリティが高い。

この万燈通りの至るところに万燈のタイルアートがあるので、
一部ですが紹介します。

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綺麗な着物を着た人物が天秤棒を担いでいます。
こちらの万燈が何をモチーフに作られたのか分かりませんでしたが、
奈良県の民話にある鯖売りのおじいさんの話が元かもしれません。

参考:大和をかし話 其ノ十五 ─ 東大寺<JR東海うましうるわし奈良>

 
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牛若丸と弁慶。
歴史博物館で見た「五条大橋」をもとに作られたタイルアートでしょうか。

「万燈」は元になった説話を知れると更に楽しいですね。
刈谷市さんにはぜひ過去の万燈のまとめも作って欲しいと感じました。

刈谷の個性とは?

研究の結びに、「刈谷の個性」について感じたことを述べます。

動機で記したように、刈谷市に対して
「淡々としていて激しさがなく、無機質で個性が薄い」
というイメージを持っていました。

刈谷のことを知っている方に印象を聞いても
大体同じようなイメージをお持ちだったりします。

至学館大学 石田芳弘先生によるエッセイに、下記の通りあります。

正直刈谷市には、財政が強く、トヨタ系の製造業を中心にした2次産業の町というイメージしかもっていなかった。
自治体が工場を誘致することは固定資産税が増え雇用が確保できるので、積極的に推進したい政策だ。
ところが、製造業の工場が増えると、一方町は人の結びつきが薄れ、何となく無機質になり面白味を失う。
刈谷市は、典型的な面白味を失った工業の町だと万燈祭を見るまで思っていた。

コミュニケーション研究所・日本の祭 | 至学館大学 至学館大学短期大学部
日本の祭エッセイ「22 刈谷万燈祭」より

刈谷って、三河の中で一番名古屋に近くて(みよしとかも近いけど)
刈谷駅周辺の雰囲気や、駅周辺の居酒屋のクオリティなどから
都会派の仲間入りをしたいのかな?と感じる時があります。

JRも名鉄も通っていて、名古屋との行き来もしやすい。
たくさんの大企業が立地していて、他地域からの人の流入も多い。
その中で、熱量というか、良い意味での田舎特有のアクというか、
そういったものがなくなりつつある町だと思っています。

その市のイメージとかなりギャップがあるのが、情熱的で荒々しい万燈祭です。
万燈祭は、クセやアクが消えつつあるあっさり風味の刈谷に残された
最後の個性の一つなんじゃないでしょうか?

私は刈谷のあっさり風味なところが好きでもあるので
「万燈祭の雰囲気こそが刈谷のまちの本質である」とは思いませんが、
尖っているあんちゃんやおねえさん達がきらりと輝く祭りの情熱も
ずっとこのまちに共存していて欲しいです。
 

話が変わりますが、石田先生がエッセイでおっしゃっている通り、
祭りにはデンソー・アイシン・自動織機からも万燈が出ています。

数年前、アイシンの本社付近を通った際にグラウンドで
万燈を担いで予行演習をしている風景を見かけたこともありました。

祭りでもトヨタ系の企業と深い関わりがあるところも刈谷市っぽくて好きです。
これもまた刈谷の個性の一つだと感じました。

 

今年2021年の万燈祭は 9月18日(土)、19日(日) 開催だそうです!

※コロナの状況を考慮しながら規模を決めるそうですので、
見学を検討されている方は公式のお知らせをご確認くださいね。

 
しかし、個人的には、空調がきいていて快適な歴史博物館で
いつでも万燈が楽しめることも推したいと思っています。
近くで見れるし落ち着いて写真も撮れるのでとてもいいですよ。

 

研究も一段落しましたので、セブンストーリーズに泊まりに行きましょう!
次回、宿泊体験記です。

 

>>続き

 

*1:①~④の解説:
刈谷市歴史博物館 常設展展示解説シートより

2021-05-11② 説明急募!バラを愛でフォリーに昇る(春日井市)

<<前回

《目次》

 

落合公園 - 春日井市

バラで楽しんだ市民四季の森から南へ行くと春日井市に入ります。

「落合公園」は春日井市民憩いの場で、これまためっちゃ広い公園です。
夏には花火大会も開催されている。

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駐車場付近の看板

字・・・ちっちゃ・・・
ブロガー泣かせの看板である。

今回はこの落合公園を探索します!

噴水

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立派で綺麗な噴水広場。
つい「この市…お金持ってんな…」という感想になってしまう。

落合池

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綺麗な池が広がっている

フォリー水の塔 に昇る

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このかっこいい建物が「フォリー水の塔」です。
落合公園のシンボル的存在。

こちら7階建てで、営業時間内なら自由に昇ることができます。

早速行ってみましょう。

入口

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「 を中に入れることを  します」

よく見たら「を中に入れることを禁止します。」だった。

確かにワンちゃん連れの方多いけど、「犬」名指しかあ~
そう思いつつも一旦スルーしましたが、これは序の口でした。

1階

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ほ????

見落としただけかもしれませんが
このモニュメント?については特に説明が見当たらず困惑する。
ちょっと怖い。

上の階に昇る手段は階段もエレベーターもあり親切設計。
ただし、ところどころにツバメの巣がありツバメ爆撃には注意。

2階

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池に向かって巨大水鉄砲が撃てる!?(歓喜)
 ↓
故障中だーー!!(しょんぼり)

アクアガン

スイッチを押してごらん。
水が池の方へ飛び出すぞ!
みんな、池の上の標的をよく狙うんだよ!
誰が一番うまく当てることができるかな?

〔と胴の部分に載っています〕

2ヶ月前の訪問だったので、もしかしたらもう修復済みかもしれません。 

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この水車で水を汲み上げているようです…?

「ようです」というのは、この塔かなり楽しいんですが
施設の仕組みの解説がどこにも書いてないんですよ・・・

公園のHPにも市のHPにも載ってない。
見落としているだけだったらすみません。(2回目)

池の水をどうやって汲み上げてるのか、
そもそも池の水を汲み上げて何してるのかとか全くの謎。

お願いだからちょっとでもいいので教えてほしい。

3階

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いえ~~~~い!!!!!!(大歓喜

こっちは故障していませんでした。
つい 大はしゃぎしてしまう。

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謎ポエムが謎モニュメントに添えられている。

1階にあったのはこの人形が傷んだものだったらしい。
謎なことには変わりないので何の解決にもなっていない。

4階

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手前にも似た形の台が5つ並んでいて、
そちらを踏むと写真に写っている筒から水が出ます。
どの筒から水が出てくるかは踏んでのお楽しみである。

はしゃいじゃって踏み台側を写すのを忘れる程度には楽しい。

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モニュメント&ポエム。
どうやら各階にあるらしい。

5階

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5階は他に写真を撮っておらず、アトラクションはなかったと思います。
おしゃれな階段を上っていきます。

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6階

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きれい♡

タダで見れる双眼鏡が設置されています。
ただしこれを使うと、途中で塔の太い柱に遮られて何も見えない角度がある。

柱の妨害なく景色を見たい方は7階の双眼鏡をご利用ください。
そちらもタダです。

※各階恒例のモニュメントとポエムは割愛させて頂きます。

7階

ついに最上階へ到達。

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遠くに小牧山城が見える。

思えば岩倉でも一宮でも春日井でも小牧山を眺めてるなあ。
遠くからでも名駅の次ぐらいに見つけやすいんですよね。

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右端に名駅のビルが見える

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タダで見れる双眼鏡がこちら。

事前に施設を調べた際には「タダ?ふ~ん」ぐらいの印象でしたが、
無料で遠くの景色が見れるのって何気に嬉しい。
かなりキャッキャしながら眺めました。

ちょっとした楽しさを提供してくれるフォリー水の塔、おすすめです。

《総括》
ポエムより施設の仕組みの解説が欲しいと思った。

出口

エレベーターで一気に1階へ。

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綺麗でかっこいい。

2階から眺めた時、「水車の下に通路があるな~」と思ったので
そちらから外へ出ようと向かう。

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ビッタビタ

諦めました。(めっちゃ水降ってきてた)

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フォリーの根元。きれい

そもそもなんですけど、"フォリー"って何でしょうね?

施設内に解説あるかな?と思ったんですけどやはり見当たらない。

フォリーとは,foolishが語源の“ばかばかしいほど役にたたないもの”という意味で,
本来シェルターであるべき建築物とは異なり,
装飾の意味のみを持つ造形物をいいます.

特に,18世紀の英国式庭園では,人工的に廃墟を造ることが流行しました.

水戸市にある七ツ洞公園HPより〕

春日井関連のHPには何も解説がなかったので
いきなり水戸市さんを登場させてすみません。
水戸市の七ツ洞公園の存在を頭の片隅に覚えておきます。

春日井のフォリー、
「装飾の意味のみを持つ造形物」と言うには
当て嵌まらないほど楽しく遊べる建物なんですが
春日井がフォリーと言い張ればフォリーなんでしょう。

何もかもが分からなくなってきた。

その他園内の風景

桜模様の彫られた球体

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夜になると光るらしい。

カナディアンハウス

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事前に公園を調べた際、地図に「カナディアンハウス」と載っていて
「何だろうこれ?(※やはりどこにも説明はない)」と思っていましたが
シンプルに休憩所でした。

自販機とベンチとお手洗いがあります。

なお、春日井の姉妹都市はカナダのケローナ市です。

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主にハトらしい

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遠くから見ると結構絵になりますね。

人生

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謎モニュメント多い。
この色と言い形状と言い、変なあだ名で呼ばれていないか心配になる。

リードって便利だな

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こういう看板があちらこちらに立ててある。
春日井はリードなしのワンちゃんと何かトラブルがあったんだろうか。

健康物語

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突然の足ツボ。

湧き水

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綺麗。
夏場とかチャプチャプするのにもってこいですね。

管理棟

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フォリーの上からも見えたこの建物が管理棟。

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入口。またワンちゃん

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内部。さすがサボテンのまち春日井

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管理棟はひっそりしていて、
市内の観光案内っぽいでかいパネル ↑ が飾ってある。

「落合公園とハニワ道」というタイトル、少しどうかしちゃっている。

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市内に別のフォリーがあるんだ!?
フォリーは春日井のお気に入りのようです。

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首がギュインッッ!!てなっててジワジワくる。

帰路

ツッコミどころは多少ありましたが、
でかいスケールの綺麗な公園でした。

小牧の市民四季の森もそうでしたが、
こんなに広い公園を綺麗に保つのって結構お金かかるんじゃないでしょうか?

タダでこんなに遊べる広い公園が小牧にも春日井にもあって、
この二市のポテンシャルを垣間見た気分です。

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フォリーと夕暮れ

遠くからフォリーを眺めてるときに、
水鉄砲でキャッキャする声がフォリーから聞こえてきて和みました。

分かるよ…楽しいよね…
 

なお、春日井のマンホールは次回出る予定です。
次の更新をお楽しみに。

2021-05-11① これが無料!?バラを愛でフォリーに昇る(小牧市/春日井市)

昨年の5月頃、内津峠の辺に行ったんですが
高速からすごく綺麗なバラ園が見えたんですよ。

ずっと気になっていたので今年行ってきました。

※うっかり7月の投稿となりましたが、内容は5月の記録です。
 

《目次》

 

市民四季の森 - 小牧市

小牧市の東部にある。
山のふもとにあるめっちゃ広い公園。

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この公園、とにかく広い。
そして木がきれい。
 

バラを見る

園内の木々のトンネルを抜けた先にバラ園。
品種名がありすぎて覚えられませんでしたので色ごとに分類して載せます。

ピンク

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ピンクと白

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濃いピンク

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何とも言えん良い色

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何か…微妙なニュアンスの色もあって分類しきれてなくてすみません…
「何とも言えん良い色」って何だよ
バラってとてつもなくたくさん品種があることを知りました。

《結論》
次は出来れば品種名も一緒に撮るといいなと思った。
 

その他園内の風景

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ペチュニアとリビングストンデージー

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鯉のぼり

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園内から中央道の看板が見える

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ポニー&ヤギ

バラ園では暑い日差しの下で、
おじちゃんやお兄さん達がバラの手入れをしていらっしゃいました。
皆さんのおかげでたっぷり花を楽しむ事ができました。

こんなに見どころのある公園がタダで楽しめるなんて
小牧市どうなっちゃってるの??

こちらの公園、あじさいも素敵だと聞いているので
来年以降見に行けたらいいなと考えております。
 

本日のマンホール

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小牧市のマンホールです。
市民四季の森の園内にて撮影。

周りの花は市の花の「ツツジ」でしょうか。
「KOMAKI」の字が逆さまな所や、
よく見ると電車が描かれているのもちょっと面白い。

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こちらは2013年に田縣神社周辺で撮影したもの。
周りの花の柄がおそろいでかわいい。
 

バラを楽しんだ後、小牧のお隣・春日井市の公園にも遊びに行きました。
後編でまとめる予定ですのでお楽しみに。
 

>>続き