2021-04-26 藤とツツジ(江南市/一宮市)
🍜
今回は、江南市名物の藤の花がメインです。
先日、下萱津のフジを見て
(参照:2021-04-24 あま市下萱津の藤を見る① - #23画録)、
「藤、もっと見たい…」という欲に負けました。
《目次》
曼陀羅寺公園 - 江南市
江南市(こうなんし)は、愛知県北部に位置する市です。
《曼陀羅寺公園について》
日輪山曼陀羅寺(にちりんざん まんだらじ)は、
後醍醐天皇の勅願(天皇の命令)により創建された寺院です。
昭和41年(1966年)より境内にて「藤まつり」が開催されてきました。
昭和45年(1970年)、江南市は
・曼陀羅寺境内の一部を借り受ける
・藤の管理運営を曼陀羅寺及び同奉賛会から引き継ぐ
上記により、市営「曼陀羅寺公園」として整備することになりました。
その後公園は敷地を広げ、
尾張地方でも一二を争うほどの藤の名所となり今日に至ります。
なお、ふじは江南市の「市の花」に制定されています。
(その他参考:日輪山曼陀羅寺HP 藤の花 - 日輪山曼陀羅寺 )
昨年の様子
2020年は、緊急事態宣言の影響により
曼陀羅寺公園の藤棚の下は立入禁止となっていました。
残念ながら昨年に続いて今年も「こうなん藤まつり」は中止でしたが、
花が見られるだけでも本当に有り難いです。
近くで藤の花を眺められる喜びを噛み締めながら見てきました!
さっそくですが藤です
15:30頃に到着したため夕日の影響を受けた写真が多め。
どの藤も綺麗ですが、白い藤(野田白藤)がほぼ見頃でした!
県内の他の名所と比べると、曼陀羅寺公園は白藤の藤棚も広くて、
たっぷり楽しめるのが特長な気がします。
あと、花がブドウみたいな子は「八重黒竜」という名前です。
私の身内の間では「ブドウ」と呼ばれている。おいしそう。
《曼陀羅寺公園 案内図》
藤の復活
曼陀羅寺公園の藤は一時期、危機に瀕していたことがありました。
1990年代後半から藤の発育が悪化し、観光客も減っていました。
2004年、江南市公園担当の方が、
栃木県の「あしかがフラワーパーク(藤で超有名ですよね)」に直接お願いに行き、
その熱意によって藤再生のためにご協力頂けたそうです。
今となっては調子の悪かった時期があったとは思えないほど
綺麗な花を咲かせています。
藤が不調だった頃の公園しか知らない方も、
今後ぜひ江南の素晴らしい一面を再認識して頂けるといいなと感じました。
それにしても、あしかがフラワーパークの藤の写真を見たら、
何というか…格が違いますね……
ぜひ江南には足利先生のレベルを目指して頑張って欲しいです。
ツツジによる延長戦だよ!
藤を楽しんだあと、
江南のお隣・一宮市にツツジの綺麗な公園があると聞き
そちらにも訪問しました。
《一宮市の概要》
江南と違って(※すみません) 一宮って結構知名度高いと思うので
「説明要るか…?」と思いましたが一応します。
今年2021年9月1日に市制施行100周年を迎える、尾張地方を代表する市です。
同4月1日には「中核市」にグレードアップしました。
お値打ちな金額でおいしいコーヒーと軽食が楽しめる「モーニング」が有名です。
また、一宮市を中心とする地域で生産される「尾州毛織」は
世界三大毛織の一つと言われるほどの高いクオリティを誇ります。
ちょっと前ですが、相棒観てたら高級スーツ店のシーンで
「尾州のウールを使用しております」みたいなセリフが出てきて
嬉しくなっちゃいました。
浅野公園 - 一宮市
戦国時代の武将・浅野長勝や浅野長政の屋敷跡地と伝わる公園です。
秀吉の妻である ねね の養父が浅野長勝、義弟が浅野長政です。
公園駐車場の看板にもツツジのイラストが描かれており、ツツジ推しです。
浅野公園のある浅野地区は「尾張浅野氏」発祥の地で、
忠臣蔵で有名な播州赤穂の浅野内匠頭はその支流とのこと。
なお、今回は車で行きましたが近くにバス停もあります。
ツツジを見る
京都 高台寺:
ねね(北政所)ゆかりの禅寺です。
秀吉の菩提を弔うため北政所が建立しました。
高台寺より寄贈された
● ホンキリシマツツジ
● シロヤブツバキ
が公園内に植えられています。
ツツジについてはオーラが何だか他のツツジたちと違います。
椿の時期にもぜひ訪れたい。
その他見どころ
《太閤千代シダレザクラ》
この2本のシダレザクラは、京都醍醐寺において
豊臣秀吉と寧々が花見の宴で愛でたと伝えられる桜の母樹から、
バイオテクノロジーによって育成されたクローン桜です。寧々にゆかりのある浅野公園の開園100周年を記念して、
醍醐寺の寛仁深い計らいにより、桜苗を授かることができ、
市民に親しまれる公園となるように願って植樹されました。
浅野公園は平成29年に開園100周年を迎えたそうです。(一宮市HPより)
歴史ある公園なんですね。
《 馬蹄石(ばていせき)》
山内一豊が自宅岩倉城へ急用で帰る途中
浅野家に立寄った時の名馬の蹄跡と伝えられている(妻の内助の功により駿馬を買った話は有名である)
近くで見ると、↑ の形に凹んでいます。
しかし、こんな硬そうな石が踏まれただけで
ひづめの形に凹むのを想像するとちょっと面白い。
その辺りも含めて歴史へのロマンを感じました。
《浅野公園 見所マップ》
広くて手入れの行き届いた素敵な公園でした。
強風であまりの寒さに園内全てを巡ることができなかったので
またの機会に訪れたいと思いました!
ツツジのみならず、時期によってさまざまな花が楽しめる公園のようです。
一宮市やっぱすごいなと思った。尾張No.1の称号をあげよう。
なお、帰りにラーメン食べて帰宅しました。
ラーメンの有名店「江南」ではありませんでしたが……
本日のマンホール
江南市のマンホールです!
藤の柄がいい感じですね。
愛知県江南市を今回で初めて知ったという方がもしいらっしゃれば、
藤推しの市ということをぜひ覚えて下さいね!
それでは次回の更新をお楽しみに。