2021-07-11① 安城市本證寺のハスを見る
安城市にある「本證寺」は、
戦国時代に三河一向一揆の中心となった"三河三か寺"のうちの一つ。
家康公の家臣が寺内の兵糧米を徴収したことが発端となり、一向宗寺院が不入権の侵害を訴え、家康公に反発したために起こった。
家康公の主従の関係と信仰の間で揺れ動く家臣たちが、約半年にわたり敵・味方に分かれ争う凄まじい戦いであったが、三河統一の鍵となった。〔岡崎市公式観光サイトより引用〕
この歴史ある本證寺のお堀、
かつてはハスの花が綺麗に咲き誇っていましたが、
1994年を最後に消えてしまいました。
しかし、そのハスの花を近年になって地元の有志の方々が復活させています。
今回はそのハスを見てきました。
《目次》
本證寺(ほんしょうじ)
到着
看板に載っている写真のようには撮れませんでした!!
なお、この日境内では「きょうえんいち」というマルシェが開催中。
検温や手の消毒を済ませて境内へ。
本堂
本堂の中にもハスの花が持ち込まれていて神秘的。
コーヒータイム
マルシェ名の「きょうえんいち」は、
本證寺の開祖の「慶円(きょうえん)」さんから来ているようです。
「饗宴」や「共演」も連想させるいいネーミングですね。
あまりにも暑かったので「ハンチ珈琲焙煎所」さんのアイスコーヒーを飲みながら
境内のハスを眺める。
注文した直後にその場で豆を挽いて淹れてくれるという贅沢さが最高。
西尾市の珈琲屋さんのようです。
(本證寺は安城市ですが、西尾市に近いエリアにある)
裏手のハス
途中すれ違ったおばちゃん達が
「裏手のハスが一番咲いてたね」と言っていたので
そちらも見に行く。
道中の景色。見切れている左の方にも田んぼが一面に広がっている。
広い。さすが農業が得意な安城。
こんもりしてるのは野寺八幡社という神社の鎮守の森のようです。
お堀の辺より花が多め。
お寺の脇から裏の道をぐるっと歩いていく必要があるため
穴場みたいになっていました。
もし今後見に行かれる方はこちらのハスもお見逃しなく。
境内の案内
本證寺は「城郭寺院」と呼ばれる構造をしていて(安城市HPより)、
お堀や建物にお城のようなかっこよさがあります。
地図を見ると外堀もほんのちょっと残ってるみたいですね。
また訪れた際には外堀の痕跡を探してみるのも楽しそうだと思いました。
丈山の里 いずみ庵
ランチタイム!!
黒豚と夏野菜のごまだれそうめん
(メニュー名がうろ覚えなんですけどこんな感じだった気がする)
安城市の和泉地区はそうめんの名産地です。
江戸時代より伝わる伝統技法「半生もどし」を用いています。
いずみ庵さんは安城名物の和泉そうめんやうどんが楽しめるお食事処。
メニューが充実していてそばまである。抜かりない。
【和泉そうめんの技法】
夏、暑い日差しで乾燥させ、
夕方頃から吹く三河湾の湿った南東の風で「半生」の状態に戻す。※他の産地では冬場に吹く乾いた風で乾燥させる技法が多い。
〔参考→和泉そうめん(安城和泉手延べめん)の歴史〕
和泉手延長そうめんを作る時期は「夏」というのがポイントのようです。
安城市へお出かけの際には名物のそうめんをぜひどうぞ。
この日、帰ったら旅ゴメがちょうど安城市の回をやっていて
和泉そうめんの製麺所である「間杉手延製麺所」さんが出ていました。
HPの解説がとても分かりやすかったので一緒に貼っておきます。
栄養チャージをして、午後も安城の寺社を巡りました。
そちらは後編にてまとめようと思います。
次回をお楽しみに。