【モフモフと尾張冨士】マイナーな犬山を攻める
犬山って観光名所が多めの市ですよね。
しかし、GWは密を避けたかったので
あえてちょっとマイナーめの犬山に行ってみました。
《目次》
ヒトツバタゴ自生地
やってきました犬山市。
この木、白くてモフモフです。しかもかなりでかい。
「ヒトツバタゴ」といいます。
ヒトツバタゴとは?
- 名の由来:「一つの葉のタゴ」という意味。
木の形状が タゴ(トネリコ)の木に似ている。
タゴの葉は「複葉」で、この木の葉は「単葉」という分類。 - 別名:「ナンジャモンジャ」
本当の名前が分からなくてこう呼ばれるようになったという説がある。
白い花が5月に咲き、満開になると
木全体に雪が降り積もったようになります。
何がそんなに珍しいの?
ヒトツバタゴは、名古屋などの市街地にも
街路樹としてたくさん植わっています。
しかし、ここ犬山の自生ヒトツバタゴは国の天然記念物です。
何故でしょうか。
国内で《自生地》かつ《国の天然記念物》の場所は
愛知県犬山市
岐阜県中津川市、恵那市、瑞浪市、土岐市
長崎県対馬市
のみで、かなりレア。
しかも東海地方と対馬はかなり離れているのに不思議です。
どうやら、街路樹でよく見かけるわりに謎多き木のよう。
さらにレアな光景が!
1本のヒトツバタゴの木が衰えていますが、
その母樹の代わりに幼い木々が順調に育っています。
ヒトツバタゴ自生地での世代交代は大変めずらしい現象。
かわいい幼木たちの成長を、
人間は遠くから見守っていきましょう。
「ヒトツバタゴ自生地」詳細:
天然記念物 ヒトツバタゴ自生地|犬山市
尾張冨士に登ってみよう
尾張冨士大宮浅間神社
お次は、犬山市にある「尾張冨士」に登ってみようとやってきました。
石を持って登る!?
こちらの神社では「石を尾張冨士の山頂に奉納する」という習わしがあります。
これを「献石」と呼びます。
昔、村人の夢枕に木花開耶姫命があらわれ
尾張冨士のお山が隣りの本宮山より背が低いことを嘆かれた。そこで村人らが山へ石を上げ、山を高くしようとしたのが
献石の始まりと伝えられています。
8月初旬に「石上げ祭」という奇祭も行われます。
献石をしてみよう
こちらの玉石に、願いを書いて
山頂へ運ぶ事で「献石」ができます。
こちらの玉石たち、結構大きめ&重め。ご利益ありそう。
いざ登山
かなり登山道がゴツゴツ。
実は舗装された道もあり、そちらだとかなり安全に登れる。
さっそく「献石」を発見。
石と言うより もはや岩。
どっちに進んだらいいのか ちょいちょい分からなくなる。
もう少し!
尾張冨士頂上
着きました!
この地ならではの習わし「献石」が、
現代まで脈々と受け継がれてきたのが興味深いです。
ご利益がありますように。
おつかれさまでした!