#23画録

愛知県 旅の記録

【ウサギ乱舞】高級ホテルでつるし雛を見る

元気です!
もっと更新したい気持ちだけはある
 

《目次》

 

つるし飾りのまち大治

愛知・大治町(おおはるちょう)

名古屋のお隣の町。以前の記事でも登場しています。

 
この大治町、つるし飾りというものが得意らしい。
名駅のマリオットで毎年きれいな展示を出しているのだとか。

名古屋のホテルで展示

つるし飾りは、初節句を迎える娘の健やかな成長と良縁を願う
江戸後期からの伝統装飾。

飾りが盛んな大治町の主婦らでつくる「雅の会」が
地元をPRしようと、十三年前から毎年展示している。

つるし飾りで知られる静岡、福岡、山形に続いて
「第四のつるし飾りの町」を目指している。

〔2023/2/4(土) 中日新聞より引用〕

 
気になっていたので見に行ってきました!

 

【会場1】大治町公民館

かわいい~!ウサギと目が合う。
 

雛のつるし飾り

様々な言い伝えがありますが、雛人形はとても高価で、
せめて愛する子どもや孫のために手作りの雛飾りで初節句を祝おうという、
切ない親心から生まれたと伝えられています。

 

大治のつるし飾り、
今年は3つの会場で展示されているそう。

公民館のすぐそばの大治町役場も会場の1つでしたが、
マイナカードの手続きしたい方で混み合っていたので
今回はじっくり見るのを諦めました。

またの機会に見に行きたい。
 

【会場2】名古屋マリオットアソシアホテル

所変わって、名古屋駅タワーズ15階にやってきました。
何かすごいのいる。
 

神々しい。
 

どっさりある。圧巻。
 

こちら、中に通路があるので入ってぐるっと回れます。
幸せ空間。
 

ここには約1万個の人形があり、
人形にも60種類以上のバラエティがあるのだそう。

大治町の主婦の皆さん方の手作りです。

数だけでなくクオリティの高さにも圧倒されます。
 

ウサギ劇場

ノリノリのウサギ

やはりノリノリ

なついとる

/ 演奏できん \

ウサギコーナー完備

飾りの謂れ【うさぎ】

赤い目のうさぎは、神様の使いで、
病気を退治する力を持つ。

病がすぐ治る願いを込めて

かわいいのみならず意味がちゃんと込められています。
 

大治太鼓 

太鼓の展示もあるのは
「大治太鼓」も町の名物のため。
 

江戸時代から農業が盛んな当地区は、
それぞれの村で五穀豊穣と住民の安全を願い、
屋形の引き出しと太鼓を打ち鳴らして競い合う習慣がありました。

太鼓の音は非常に甲高く、細かなリズムを高速で打ち鳴らすのが特徴で、
座って打つ打法やバチを回転させたりする奏法は、
曲芸性にも優れ、日本でも類まれない完成度を誇ります。

 

大治町のPRコーナーとして完成度が高すぎる。

3/3(金)までの展示なので、名駅にご用事のある方は
立ち寄られてはいかがでしょうか。

マリオットアソシアホテル15階ロビーです。
 

もっと早くにまとめるべきでした。もうすぐ終わっちゃうやん。
 

本日のマンホール

愛知・海部郡大治町のマンホールです。

かわいいねえ!!

こういう所にある。
 

町役場入口にも展示が。
 

おまけ:アオキスーパー

愛知県ではおなじみのスーパー。

なんと、ここ大治町で開業した青果小売店から
アオキスーパーが始まっていったらしい。

中村区にあるスーパーの本部も
元々は大治にあったそう。

 

大治町のすごさを続けざまに知って勉強になりました。

次回の更新をお楽しみに。

知る人ぞ知る!ハスの名所で花を見る

うわっ…愛知の夏、暑すぎ…?
 

《目次》

 

星名池 - 大府市

やってきました大府市(おおぶし)。
名古屋のお隣の市です。

星名池(ほしないけ):

大府市北部に位置するため池で、
ハスの名所として人気のあるスポット。
 

ハスの花

朝9時半ごろに到着。
ちょうど花がいい感じに開いていました。

こちらのスポットは何といっても
「水上遊歩道」が池に架かっているのが良い。

ハスって基本でかいですが、
水上遊歩道のおかげで少し高い所から眺めたり写真を撮ったりできます。
 

花の手入れも行き届いていて非常に綺麗なスポット。
つぼみも多く見られたので、まだまだ見頃が続きそうです。
 

星名池には、大府駅(JR)並びに共和駅(JR)・前後駅(名鉄)から、
大府市の循環バス「ふれあいバス」にて行くことができます。

「大府みどり公園(東コース、北コース)」下車

星名池の「蓮(ハス)」の様子(2022.7.8現在) « 大府市観光協会

無料駐車場もありますよ。
 

本日のマンホール

星名池 駐車場付近にて。

大府の市の花「クチナシ」が描かれている。
 

《自分用のメモ》

*1 *2 2020年9月1日(市制50周年) 追加指定

 

あっさり回になっちゃいましたね。
まあこういうゆるめの回も挟みつつやっていきたいです。

次回の更新をお楽しみに。

【時系列バラバラで】王子とバラ~春日井編~【すみません】

愛知・春日井市といえば王子製紙ですよね。
5月中旬、王子製紙の敷地内にバラ園があると聞き行ってきました。
 

《目次》

 

王子バラ園

概要

王子バラ園 王子製紙(株)春日井工場

開園:1995年12月

当時の工場長 西田行雄氏が、
「地域の方々、従業員やその家族に、
敷地内に咲くバラを一服の清涼剤にしてほしい」と
この地にバラを植えたのが始まり。

〔参考:敷地内の看板〕
 

入園無料で駐車場も完備。
JR春日井駅からも徒歩で行けました。
 

バラを見よう

ワッサ~~

無料とは思えない多種多様さ

バラ+煙突がこの地ならでは

煙突と一緒に撮りたくなる

レトロな建物と

今年はGWぐらいが一番の花の盛りだったよう。
それでも十分楽しめました。

コロナ禍前はもっと規模が大きかったそうですが、
無料でこんなに楽しめるなんてすごすぎます。

秋のバラの時期にもぜひ見に来たい。
 

バラ園の詳細はこちら:
王子バラ園(愛知県春日井市)– バラ百科
 

〈おまけ〉春日井駅春日井駅

JRの“春日井駅” と 名鉄の“春日井駅”は別の場所にあります。

たまたま名前が一緒になっちゃった別の駅って感じなんだと思います。

春日井駅(JR)

春日井駅(名鉄)

春日井駅から春日井駅まで徒歩1時間以上。

  • 春日井駅(JR):
    1946年「鳥居松(とりいまつ)駅」から「春日井駅」へ改称。
    ポイント✩市役所にも近いので市の名前を冠している
  • 春日井駅(名鉄):
    1931年開業。1906年まで“春日井村”だった地区にある。
    ポイント✩JRの駅よりも先に「春日井駅」を名乗っている

 

春日井駅(JR)付近を歩いてみよう

北にちょっと歩くと、でかい弘法大師像が立っている。

桃太郎神社(犬山市)の像たちを造られた浅野祥雲氏の作品。
確かにオーラが似てる。
 

勝川駅周辺にもでかい弘法大師像があるんですが、
春日井駅近くの像はそちらに対抗して建てた説も。
 

《まとめ》

春日井って
新しいものから古めかしいものまで
色んなものがある。

 

次回の更新をお楽しみに。

バラざんまい2022~初夏の奥殿陣屋編~

6月2日はローズの日。

6と2で「ローズ」と読むことができるのと、
ちょうどバラの見頃の時期だからだそう。

そのローズの日にバラを見に行ってきました。
 

《目次》

 

奥殿陣屋

「奥殿(おくとの・現岡崎市奥殿町)」に陣屋を置いていた
1万6000石の親藩「奥殿藩」の歴史と文化が学べるスポットです。


 

陣屋って何?

江戸時代、幕府の「一国一城令」とともに築城が御法度に。

それまで城を造っていなかった小藩はやむをえず
藩主の屋敷に塀をめぐらしたり、堀を作って格好をつけた

→これが陣屋!
 

江戸時代の全大名のうち、城持ち大名と陣屋の大名はちょうど半々ぐらい。
(なお、陣屋はほとんど2万石以下の大名だった)

なお、幕府の直轄地で代官の住居役所のあった所も、
同じ呼び名で「陣屋」。

高山市にある観光スポット「高山陣屋」はこっちのパターン。

〔参考:奥殿陣屋 資料展示室〕
 

花ぞの苑

こちらの奥殿陣屋には、岡崎市唯一のバラ園があります。
さっそく見に行ってみましょう。

岡崎市の親善都市で、ばらのまち広島県福山市から
寄贈されたものを植えた事から始まったバラ園。

「ふくやま」や「ひろしま」と名の付く品種が
奥殿陣屋には数多く植わっています。
 

↓ こちらは「ビューティフルふくやま」

岡崎市福山市の交流が垣間見れてほっこりしますね。
広島にも遊びに行きたいな~。

バラまつり|奥殿陣屋 - 岡崎市観光協会公式サイト
 

奥殿陣屋のグルメ

金鳳亭

奥殿陣屋ではおいしいランチも食べられます。

うなぎなのに中を撮り忘れました

古図をもとに江戸初期の風格を生かし、復元されたお食事処。
四季折々の景色や蓬萊の庭を一望しながらのお食事は格別。

四季ごとにメニューが変わるので、
どの季節に行っても楽しめるところがすごい。

景色も最高だしご飯もおいしい。

清水の舞台みたいな金鳳亭

金鳳亭|奥殿陣屋 - 岡崎市観光協会公式サイト
 

書院

日本庭園を眺めながら食べる抹茶パフェ。
「書院」で食べられます。

この建物、実はくつろぎスポット。

書院|奥殿陣屋 - 岡崎市観光協会公式サイト

 

綺麗な花、美味しいグルメ、歴史香る建物たち…
奥殿陣屋たのしすぎますね。

初夏以外の季節にもまたぜひ遊びに行きたいです。

 

本日のマンホール

奥殿陣屋の敷地内にて。

岡崎に伝わる民謡「岡崎五万石」

岡崎城は、徳川家康公が生まれた場所。
江戸時代のころは特別な場所として扱われていました。

歌詞のなかに「五万石でも岡崎様はお城下まで舟が着く~」と謡われており、
お城から歩いてわずか数分のところに船をつけられる場所があるということは、
城下町の人たちの自慢でもありました。

岡崎市観光協会公式サイトより〕

絵柄だけでこの内容が伝わってきて良い。
岡崎のマンホールって多彩ですねえ。

 

実は他にもバラのスポットに行ったので頑張ってまとめたいです。

次回の更新をお楽しみに。

【映え】バズりまくりの御裳神社 2022早朝の巻

大好きなあじさいスポットをご紹介します。
近年とても有名なので、ご存じな方も多いかもしれません。

それではどうぞ。

 

《目次》

 

御裳神社 - 一宮市

手水舎の水にあじさいの花を浮かべた風景が有名になり、
「映えスポット」として大人気の神社。

それが愛知・一宮市の御裳神社(みもじんじゃ)です。
 

御由緒

当社は、古来当地方の重要産業たる織物業・染色業の守護神として
衆庶の崇敬は年と共に増進を見るに至り、
明治維新後、社名を御裳神社と定められる

古くより繊維産業で栄えてきた西尾張の地域性を色濃く映した神社ですね。
さすが繊維の街・一宮です。

境内にたくさんのあじさいが咲いていて幸せな気分になれます。
さっそく手水舎に行ってみましょう。
 

花手水

休日は、写真の順番待ちで長蛇の列が出来るスポット。

今回は平日早朝にやってきました。
 

朝日で輝いています


 

境内とアジサイ

2020年に撮った写真もお気に入りなのでこの機に載せます。
雨の日も風情があり素敵な神社です。

御裳神社のあじさいの良さが伝えられたら嬉しいです。

しかし、これ以上人気が出ちゃうのはちょっと困るかもしれませんね。
大人気スポットも、すいている時を狙って楽しんでいきたいです。
 

御裳神社 詳細:

尾西あじさいまつり | 【公式】愛知県の観光サイトAichi Now
 

本日のマンホール

尾西市のマンホールです。
↑こちらは通常よりちっちゃいサイズのもの。
通常版と柄が少し違います。
 

↑こちらは旧尾西市一宮市のマンホールが並んでいるスポット。
御裳神社のすぐ近くです。

 

読んでくださりありがとうございました。

次回の更新をお楽しみに。

《雰囲気抜群》幸田・本光寺のアジサイを撮る

梅雨入りしましたね!
あじさいの写真をどうぞ。
 

《目次》

 

瑞雲山 本光寺

島原藩主 深溝松平(ふこうずまつだいら)家の菩提寺で、
三河あじさい寺」としても知られる本光寺に行ってきたよ。

愛知・額田郡幸田町(こうたちょう)にあります。
岡崎市のとなりまち。
 

こういう参道が有名です。(こちらのみ2016年撮影)
参道は人が多いので写真を撮るのが至難の業。

「深溝松平家」について

  • 徳川氏を支えた"十四松平"の一つ。
  • 1520年代から、この地「深溝(ふこうず)」に確固たる地位を築き、
    松平本家(徳川氏)に従って戦功をあげて栄え
    九州・島原七万石の大名となり、明治維新を迎えた。
  • 深溝松平家の九州島原城での役目は、
    長崎港監視と、九州諸大名の監視(九州探題という)であった。

〔境内の看板より引用〕

東廟所

こちらの門の先には「東廟所」があります。

参拝料100円ですが、人が若干少なめで
あじさいの写真も撮りやすい。

行ってみましょう。

石段を昇っていきます

五代 忠利が三河吉田藩主となって以降、
深溝の地は深溝松平家の領地ではなくなったが、
当主(藩主)が江戸や領地で死去しても、
必ず遺骸を深溝の地に運び埋葬を行うという
全国的にも珍しい埋葬儀礼を行い続けた。

こちらの「東廟所」には
深溝松平家 六代以降の当主の墓があります。

「西廟所」も史跡内にありますが、
そちらは現在工事中で見学不可でした。

再び公開される日を楽しみに待ちましょう。

境内の花

訪れた12日時点では咲き始めの花も多かったので、
まだしばらくは見頃が続きそうです。
 

車が渋滞するほど人気のあじさいスポットですが、
JR三ケ根駅から徒歩でも行けますよ。


 

本日のマンホール

 

愛知・幸田町のマンホールです。
町の花「つばき」の柄。

本光寺はつばきの名所でもあります。
見頃は2月頃だそうですよ。

 

梅雨も、綺麗な花を眺めて乗り切りましょう。
次回の更新をお楽しみに。

【モフモフと尾張冨士】マイナーな犬山を攻める

犬山って観光名所が多めの市ですよね。

しかし、GWは密を避けたかったので
あえてちょっとマイナーめの犬山に行ってみました。
 

《目次》

 

ヒトツバタゴ自生地

やってきました犬山市

この木、白くてモフモフです。しかもかなりでかい。
「ヒトツバタゴ」といいます。

ヒトツバタゴとは?

  • 名の由来:「一つの葉のタゴ」という意味。
    木の形状が タゴ(トネリコ)の木に似ている。
    タゴの葉は「複葉」で、この木の葉は「単葉」という分類。
  • 別名:「ナンジャモンジャ」
    本当の名前が分からなくてこう呼ばれるようになったという説がある。

白い花が5月に咲き、満開になると
木全体に雪が降り積もったようになります。

何がそんなに珍しいの?

ヒトツバタゴは、名古屋などの市街地にも
街路樹としてたくさん植わっています。

しかし、ここ犬山の自生ヒトツバタゴは国の天然記念物です。
何故でしょうか。

近年、街路樹や庭木として植栽されていますが、自生木は極めて少なく
環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

国内で《自生地》かつ《国の天然記念物》の場所は

愛知県犬山市
岐阜県中津川市恵那市瑞浪市土岐市
長崎県対馬市

のみで、かなりレア。
しかも東海地方と対馬はかなり離れているのに不思議です。

どうやら、街路樹でよく見かけるわりに謎多き木のよう。

さらにレアな光景が!

1本のヒトツバタゴの木が衰えていますが、
その母樹の代わりに幼い木々が順調に育っています。

ヒトツバタゴ自生地での世代交代は大変めずらしい現象

かわいい幼木たちの成長を、
人間は遠くから見守っていきましょう。

「ヒトツバタゴ自生地」詳細:
天然記念物 ヒトツバタゴ自生地|犬山市

 

尾張冨士に登ってみよう

尾張冨士大宮浅間神社

お次は、犬山市にある「尾張冨士」に登ってみようとやってきました。

石を持って登る!?

こちらの神社では「石を尾張冨士の山頂に奉納する」という習わしがあります。
これを「献石」と呼びます。

昔、村人の夢枕に木花開耶姫命があらわれ
尾張冨士のお山が隣りの本宮山より背が低いことを嘆かれた

そこで村人らが山へ石を上げ、山を高くしようとしたのが
献石の始まりと伝えられています。

8月初旬に「石上げ祭」という奇祭も行われます。

献石をしてみよう

こちらの玉石に、願いを書いて
山頂へ運ぶ事で「献石」ができます。

こちらの玉石たち、結構大きめ&重め。ご利益ありそう。

いざ登山

かなり登山道がゴツゴツ。
実は舗装された道もあり、そちらだとかなり安全に登れる。
 

さっそく「献石」を発見。
石と言うより もはや岩。
 

どっちに進んだらいいのか ちょいちょい分からなくなる。
 

もう少し!

尾張冨士頂上

着きました!

遠くに名駅のビル群が見える

大宮浅間神社 奥宮

献石完了!

この地ならではの習わし「献石」が、
現代まで脈々と受け継がれてきたのが興味深いです。

ご利益がありますように。

おつかれさまでした!